リバースピール

リバースピールは、肝斑や色素沈着の改善に特化した浸透型ピーリング治療です。マッサージピールに肝斑に効果的な成分を追加し、3段階に分けて薬剤を浸透させます。
リバースピールは3種の薬剤を使用します。1剤目はマッサージピール(トリクロロ酢酸(TCA)、過酸化水素、コウジ酸が含まれた薬剤)を使用し、線維芽細胞を活性化し、コラーゲン生成を促進します。それによってハリや弾力、キメを改善します。
さらに2剤目の高濃度乳酸とフィチン酸を含む薬剤を使用し、深部のメラニンに働きかけます。3剤目のヒドロキシ酸とフィチン酸とコウジ酸の効果により、浅層のメラニンに働きかけます。それにより、ターンオーバーの正常化とメラニン除去を促進させ、肝斑や慢性的な色素沈着を改善します。
期待できる治療効果と特徴

お肌のくすみを軽減し、肝斑・色素沈着の改善、またコラーゲン増殖作用によりハリや弾力の改善、ターンオーバーの正常化によりキメが整いツヤ感のアップが期待できます。
特徴
肝斑や色素沈着の改善
メラニン生成を抑制し、既存の色素沈着を分解します。
肌質改善
肌のハリやツヤを向上させ、小じわやくすみを軽減します。
ダウンタイムが少ない
従来のピーリングに比べて、施術後の赤みや皮剥けが少なく、日常生活に支障をきたしにくいです。
こんなかたにおすすめです
- 肝斑や慢性的な色素沈着が気になる
- くすみやニキビ痕が気になる
- シミを改善したい
- 小じわ・毛穴を改善したい
- 肌に透明感がほしい
- 素肌に自信を持ちたい
- レーザー治療以外で肝斑治療をしたい
リスク・副作用
リスク
持病の治療中のかたはお受けいただけない場合があります。
トレチノインやニキビの薬など角質を剥がすタイプの薬を使用しているかたは施術前後1~2週間のご使用をお控えください。
刺激が弱い目の周り(特に目尻)、小鼻、ほうれい線付近、口周り(特に口角)、傷のある部位は状態により施術を避ける場合があります。
治療が受けられないかた・注意が必要なかた
- TCAやコウジ酸にアレルギーのあるかた
- ヘルペス治療中のかた
- 妊娠中、授乳中のかた
- 日焼け直後等、皮膚に炎症がある方やや治療直後のかた
- 重度の乾燥肌や敏感肌のかた
- 日光過敏症のかた
- アルコール過敏症のかた
副作用
・施術時に灼熱痛や⾚みが出現することがありますが、鎮静化します(2剤、3剤では中和剤を使⽤することで改善します)。
・かさぶたができた場合は落屑するまで剥がさないでください。無理に剥がすと⾊素沈着や瘢痕の原因となることがあります。
日常生活の注意点
・ダウンタイムはありません。
・洗顔やメイクは、当日から可能ですが、こすらないよう注意してください。
・当日はシャワーのみ可能です。
・湯船に入るのは翌日から可能です。
・当日は、飲酒や激しい運動はお避けください。
・UVケアと保湿は入念に行ってください。
ニキビ治療薬(トレチノインや過酸化ベンゾイル等)を使用されているかたは、治療前後1~2週間の使用をお控えください。
通院回数:2~4週間に1回のペースで5~6回程度継続する集中治療をおすすめしています。効果は1ヵ月程度持続します。
治療までの流れ
- 1 診断およびカウンセリング
- 医師がお肌の状態をチェックし、改善したい症状やお悩みについて、詳しくお話をうかがいます。
リバースピールの治療の施術が可能であれば、治療の仕組みや効果、リスク、施術内容について丁寧にご説明いたします。その後にご予約をお取りします。
- 2 治療前
- 施術前にメイクを落としていただきます。
メイク落とし・洗顔料は当クリニックにてご用意しておりますので、そちらをご使用ください。
- 3 施術
- マッサージをしながら薬剤を肌に浸透させます。
- 4 鎮静パック(オプション)
- 施術後は保湿パックでクールダウンします(約10分)。その後アフターケアの注意点をお伝えいたします。
- 5 アフターケア
- 必要に応じて保湿クリームを塗布します。なお、施術後の数時間は肌が赤くなる可能性があります。
よくあるご質問
マッサージピールとリバースピールの違いは何でしょうか?
リバースピールは、マッサージピールに肝斑や色素沈着により効果的な2種の薬剤を加えたピーリングです。
表皮浅層から深層まで届く薬剤により、ターンオーバーの正常化とメラニン除去を促進いたします。
リバースピールは何回受けたらいいのでしょうか?どれくらいで効果が出ますか?
リバースピールも、マッサージピールと同じく2~3週間おきに5~6回受けていただくことをおすすめしています。集中的に治療をされた後は、1ヵ月に1回程度の継続的治療を受けることでより持続的に効果を出すことができます。
リバースピールの効果を実感する時期は個人差がありますが、一般的には3回目以降の施術で色素沈着が薄くなったり、面積が小さくなったりする変化を感じるかたが多いです。早いかたでは1回目の施術で効果を実感することもありますが、通常は5回程度の施術を推奨しております。
施術後の肌の状態や個々の反応によっても異なるため、継続的な治療が重要です。
痛みはありますか。
リバースピールも薬剤を塗布する際や中和の際に刺激感を感じるかたもおられますが、強い刺激感ではありません。
リバースピールのダウンタイムはどれくらいですか?
リバースピールのダウンタイムは、他のピーリング治療に比べて比較的少ないです。施術後、軽い赤みやヒリヒリ感が数時間から1日程度続くことがありますが、通常は翌日にはほとんど気にならなくなります。
皮剥けや強い赤みが出ることは少なく、日常生活に大きな支障をきたすことはほとんどありません。ただし、個人差があるため、施術後のケアや肌の状態によっては多少異なる場合もあります。施術後は、保湿や日焼け止めの使用を徹底し、肌を優しく扱うことが大切です。
リバースピールとケミカルピーリングの違いは?
ケミカルピーリングとは肌表面の角質を剥がす治療です。対してリバースピールは皮膚の角質から奥深くまで働きかけます。
ケミカルピーリングは痛みが伴うことが多いですが、リバースピールは浸透型で刺激が少なく安全です。またケミカルピーリングは一度の治療で表面の角質全てを剥がすため、皮膚が一時的に薄く弱くなります。
しかしリバースピールはじんわりと肌の内部から改善していくため、肌が弱くなることは少ないです。
リバースピールの施術直後の肌の感じは?
リバースピール施術後の肌の状態は、施術直後は多少の赤みや腫れを感じることがありますが、これは一時的なものです。
数日後には肌の表面の古い角質が自然に剥がれて、肌が明るくなり、シミや色素沈着が薄くなることを実感できます。また、リバースピール後の肌は、ふっくらとした潤い感があり、ハリと弾力がアップし、肌のキメが整ってきます。
リバースピールはレーザー治療と併用可能でしょうか?
リバースピールを行った日に,同時にレーザー治療を行うことはできません。
リバースピールを先に行う場合は、1週間程度空けます。一方、レーザーを先に行った場合は、1ヵ月後にリバースピールを行います。
リバースピールとトレチノインやハイドロキノンを併用できますか?
リバースピールの治療中はトレチノインの塗布ができません。一方、ハイドロキノンは併用可能です。
自由診療における未承認医薬品等について
当院では、国内外の最新の皮膚科学的知見に基づき、自由診療としてさまざまな美容医療・治療法をご提供しています。
使用する機器や薬剤、施術等の一部は、医薬品医療機器等法上、日本国内において未承認または適応外使用となるものが含まれます。
これらは、医師の責任において個人輸入や正規ルートを通じて入手しており、諸外国(例:米国FDA、欧州CEなど)で承認を受けている薬剤や医療機器も含まれています。
国内での同等の承認品がない、または患者様にとって有効性・安全性が期待できると医師が判断した場合に限り、十分な説明とご同意のうえで提供しております。
自由診療のため、公的医療保険の適用外となります。費用や治療内容についてご不明な点がありましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
料金表
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