サブシジョン|まつもと皮膚科クリニック|福知山・丹波・丹波篠山市の皮膚科・美容皮膚科

サブシジョン|まつもと皮膚科クリニック|福知山・丹波・丹波篠山市の皮膚科・美容皮膚科

サブシジョン SUBCISION

サブシジョン

サブシジョンとは?

特殊な専用の針を使用して、クレーター状のニキビ跡の固く癒着した組織を切り離す治療です。

ニキビによる慢性的な炎症が続くと、『線維化』と言って、皮膚の下の組織が固くがちがちになります。つまり、皮膚組織が癒着して固くなります。ニキビ肌の方の皮膚が固く厚ぼったくなるのはこのためです。この線維化が局所的に強く起こると、クレーターのように面で凹凸が目立つようになります。

サブシジョンは、ニキビ跡でへこんでクレーター状になった皮膚の下にある、固く癒着した組織の線維を、専用の針で物理的に切断し、皮膚のクレーターの陥没した部分の表面を引き上げて、皮膚の凹凸を目立たなくする施術です。

癒着により皮膚表面が下に引っ張られているため、それを解除することで凹凸を減らすことができます。切断した組織が再生する際に新しい組織が生成され、凹みを埋める効果も期待できます。
サブシジョンでは、レーザーなどでも届かない深い層にある瘢痕組織を切り離し、それを壊すことで皮膚組織の再生を促します。
特にローリング型と呼ばれる、面で凹凸が目立つタイプのニキビ跡に適した治療法です。

頑固なクレーター(ニキビ跡)の原因とは?

クレーター(ニキビ跡)の主な原因としては、ニキビの炎症がお肌の奥深くの真皮層にダメージを与えると、真皮を修復しようとコラーゲンが大量に生産され瘢痕組織となります。
真皮層はターンオーバーをしないため、複雑に破壊され瘢痕組織となったダメージは、肌のクレーターや凸凹という形で残ってしまいます。ニキビは、睡眠不足、ストレス、食生活の乱れ、誤ったスキンケア、ホルモンバランスの乱れなど、様々な要因で発生します。ニキビの炎症がひどくなると、ターンオーバーができない真皮層では肌が完全には修復されず、クレーター状になってしまいます。
いったんお肌がクレーター状になってしまうと、自然に治ることはほとんどありません。また、自分でクレーターを治すことも非常に難しくなります。

ニキビ跡の凹凸(クレーター)は主に次の4つに分類されます

ローリング型(Rolling scar)

・直径3~5mm以上で、底辺がU字でなだらかな形状。
・皮膚萎縮や欠損は少なく、改善しうる。
・真皮と筋膜が癒着している
・大きな楕円形のような形状
・底面がお椀型
・ぽこっと大きくくぼんでいるが、くぼみ方がなめらかなもの
・なだらかにくぼんでいるもの

ボックス型(Boxcar scar)

・直径1.5~4mm程度で、深さは様々である。
・周囲が境界明瞭で、底辺が平坦である。
・円形や楕円形の形状で、辺縁が垂直に凹む
・貨物列車のように角張った形をしたものや四角くへこんでいるもの
・メイクで隠しにくい
・皮膚の厚みがある男性や大きなニキビができるかたに起こりやすい

アイスピック型(Ice pick scar)

・直径2~3mm未満の大きさで、先細りの形状。
・真皮深層や皮下まで深さがある。
・穴の開いた部分は狭く、奥に深い。
・毛穴が変形したもの
・アイスピックで突き刺したような形
・クレーターは小さくみえるが、真皮の深部まで凹みがあるので治療が難しい

脂肪萎縮型

真皮深層から皮下組織まで組織の萎縮が進んでしまった状態。

ニキビ跡のクレーターは様々なタイプがあり、複数のタイプが混在することがあります。サブシジョンは、ローリング型と呼ばれるタイプに最も効果を発揮します。強い炎症が原因で線維化された瘢痕組織が毛穴のまわりだけでなく真皮から筋膜まで縦に伸びており、皮膚が内側に引っ張られて凹んだような状態です。
この線維は、縦に治療をするフラクショナルレーザーやダーマペンでは効果が出にくく、横に瘢痕組織を切り離すサブシジョンが適しています。凹みが目立つニキビ跡にはサブシジョンのみの治療に加えて、ヒアルロン酸や他の注入剤(ジュベルックなど)を併用することで、サブシジョンで開けた空間が再び癒着するのを防ぎます。
当院では根本的なニキビ跡(クレーター)の改善を目指すかたに併用治療もご提案しております。

期待できる治療効果

RECOMMEND
こんな悩みはありませんか?
  • クレーター、デコボコ肌を改善したい
  • ニキビ跡(クレーター)を治したい
  • エステやセルフケアでは改善しなかった
  • 他の治療も試してみたけど効果が得られなかった
  • 傷跡が残らない施術がしたい

クレーター肌やニキビ跡の症状には様々なタイプがあり、患者さんごとに異なります。フラクショナルレーザーやダーマペンでは改善が難しかったニキビ跡でお悩みの方には、サブシジョンでの治療が効果が期待できます。 もっとも、サブシジョンも、クレーターの種類によっては効果が見込めない場合があります。クレーター肌の改善は自己判断が難しいため、当院では医師がしっかりと診察してサブシジョンが適用かどうかを判断いたします。


サブシジョン単独で治療を行う方法と、ヒアルロン酸やジュベルックという注入剤を同時に併用する方法があります。サブシジョンと同時に併用する場合は、ほうれい線などの通常のヒアルロン酸注入とは異なり、柔らかいヒアルロン酸をサブシジョンで開けた空間に流し込み、凹んだ皮膚を上に持ち上げると同時に、サブシジョンで開けた空間が癒着で再度閉じてしまうのを防ぎます。

ヒアルロン酸を併用するとサブシジョンの1回あたりの効果を上げることができます。ヒアルロン酸自体は半年ほどで体に吸収されてなくなりますが、その間に自分の組織がヒアルロン酸を足場にしてできると言われているため、半年経ってもその効果が完全に消失するということはありません。ニキビ跡の凹みが強い場合にはヒアルロン酸併用の方法を推奨しています。

クレーター治療は、サブシジョン単独の施術でも効果的ですが、肌表面を整える「ポテンツァ・ダーマペン・ピコフラクショナルレーザー」や、細かく深いニキビ跡の凹みを治療する「TCAクロス」などの施術と併用すると、さらに効果を実感しやすくなります。

また当院では、エリア内であれば個数制限無しでサブシジョンをお受けしております。診察で患者さまのお肌の状態やお悩み、ご希望をお伺いし、最適な治療方法をご提案いたします。

施術は、テスト施術からの開始となります。詳しくは診察にておたずねください。

特徴

01
頑固なニキビ跡
クレーターに効果的

02
他の治療と組み合わせると効果アップ

03
充填剤と併用で肌質改善効果もあり

使用する器具について

採血のときに使用する鋭い針や、最近ではカニューレ針という先が鈍く長い針が使われます。
この方法によって、施術後の内出血のリスクを減らすことができます。狭い範囲を治療する場合は鋭い針を使った方法が効果的な場合もあり、両方の器具を範囲や部位に応じて使い分けています。

リスク・副作用

リスク

<サブシジョンについて>
・未承認医薬品等
サブシジョンのカニューレは医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認医療器機です。個人輸入された医薬品等の使用によるリスクに関する情報はこちらをご確認ください。

・入手経路等
韓国のACE MEDICAL社から個人輸入しています。

・国内の承認機器の有無
同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等はありません。

・諸外国における安全性等に係る情報
重大なリスク・副作用などが明らかになっていない可能性があります。

・医薬品副作用被害救済制度について
万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

副作用

・注入直後は処置部位に凹凸が生じる場合があります。
・針の跡が残ることもありますが、殆どの場合2~3日程度で目立たなくなります。
・内出血、赤み・ほてり、血腫、腫れ・痛み、むくみ、しびれ・かゆみ・違和感
発疹、鈍痛などが現れることがあります。内出血が出た場合は、1週間から2週間ほど紫色や黄色になりますが、最終的には吸収されて消えます。その他の症状も、いずれも1~2週間程度で消失します。

ごくまれな副作用に下記のものがあります。
・色素沈着
・感染症
・ケロイド
・神経の損傷
・視力障害
・アレルギー
ただし、上記の副作用は報告されている例があるというだけで、頻繁に起きるわけではありません。
サブシジョンの適切な施術を行えば、上記のような副作用はほとんど起きません。

日常生活の注意点

・当日の洗顔、化粧は可能ですが、刺入部の化粧は避けてください。
・刺入部のメイクは翌日から可能です。
・当日の飲酒、激しい運動、入浴は避けてください。
・シャワーは当日から可能です。
・当日はできるだけ施術部位に触れないようにしてください。
・術後数日は、擦り洗いなど施術部位への刺激を避けてください。
・強く圧迫を加えるようなことは避けてください。
・治療後は紫外線対策をしっかりと行ってください。
・施術1ヵ月後からフェイシャル等の治療を受けていただけます。
・医師の判断により、施術後穿刺部にテープをはる場合があります。

治療までの流れ

1 診断およびカウンセリング
医師がお肌の状態をチェックし、改善したい症状やお悩みについて、詳しくお話をうかがいます。
サブシジョンの治療が可能であれば、治療の仕組みや効果、リスク、施術内容について丁寧にご説明いたします。
その後にご予約をお取りします。
2 治療前
施術前にメイクを落としていただきます。
メイク落とし・洗顔料は当クリニックにてご用意しておりますので、そちらをご使用ください。
3 施術
①先の鈍い針(カニューレ)を入れる箇所に麻酔(表面麻酔または浸潤麻酔)を行います。
②麻酔の効果が現れたら、針で小さな穴を開け、カニューレ針を準備します。
③針穴からカニューレ針を挿入し、皮膚の下のニキビ跡の硬い組織を切っていきます。麻酔が効いているので痛みはありません。
④ヒアルロン酸やジュベルックを併用する場合は、サブシジョンを行い線維が切れたところに丁寧に注入していきます。※ヒアルロン酸やジュベルックの注入を希望される場合は別途費用が掛かります。
⑤カニューレ針の針穴の止血を確認し終了です。
4 アフターケア
必要に応じて塗り薬を塗布します。なお、施術後の数時間は肌が赤くなる可能性があります。

よくあるご質問

Q

サブシジョンは何回くらい受ければいいですか

A

サブシジョンは、一回の治療でも効果を実感できる場合がありますが、複数回の治療を受けていただくことで、よりクレーター改善の効果が期待できます。
患者さまのお肌の状態によって異なりますが、通常1ヵ月程度の間隔で3~6回の治療を受けていただくことをおすすめします。

Q

サブシジョンは1回で効果はありますか?

A

サブシジョンは、1回の治療でも効果を実感できる場合がありますが、肌の状態によっては複数回施術を受ける必要がある場合もあります。

Q

ニキビ跡のセルフケア方法はありますか?

A

一度凹んでしまった皮膚をセルフケアで元の状態に戻すことは難しいです。
ニキビ跡や凸凹の肌はサブシジョン治療や他の美容治療法で改善できる可能性がありますので、まずはお気軽にご相談ください。

Q

サブシジョンとヒアルロン酸を併用するとどのような効果がありますか?

A

サブシジョンはクレーターの原因である皮下の線維を切断します。
そこにヒアルロン酸を注入することにより「再癒着を防ぐ」「新しい細胞が生成される」「コラーゲンが作られやすくなる」などの効果が期待できます。

Q

サブシジョンは痛みがありますか?

A

局所麻酔を行った上で施術を行いますので、サブシジョン自体は痛みはありません。
局所麻酔を行う際に細い針がチクッと刺さるときの痛み、局所麻酔が浸透する際の軽度の痛みはあります。

Q

サブシジョンは、ニキビ跡であればどんなものでも効果がありますか?

A

サブシジョンはニキビ跡全般に適している治療ではありません。
主にクレーター状のニキビ跡に施す治療で、ローリング型のニキビ跡に最も効果を発揮します。

Q

サブシジョン単独でニキビ跡の治療は可能ですか?

A

当院では、深いニキビ跡に対してサブシジョン治療をすることが多いです。
なだらかなローリング型単独のニキビ跡であればサブシジョンのみで治療することはあります。また深いニキビ跡にはヒアルロン酸やジュベルックなどの注入剤の併用を推奨しています。
一方、ボックスカー型やアイスピック型が混在する場合は他のニキビ跡治療と併用するのが一般的で、当院ではTCAクロスなどを併用しています。同日に併用することもあれば、サブシジョンである程度全体が改善してから治療を切り替えることもあります。
また、ニキビ跡の赤みにはVビーム、色素沈着にはピーリングや外用治療を行うこともあります。

自由診療における未承認医薬品等について

当院では、国内外の最新の皮膚科学的知見に基づき、自由診療としてさまざまな美容医療・治療法をご提供しています。
使用する機器や薬剤、施術等の一部は、医薬品医療機器等法上、日本国内において未承認または適応外使用となるものが含まれます。
これらは、医師の責任において個人輸入や正規ルートを通じて入手しており、諸外国(例:米国FDA、欧州CEなど)で承認を受けている薬剤や医療機器も含まれています。
国内での同等の承認品がない、または患者様にとって有効性・安全性が期待できると医師が判断した場合に限り、十分な説明とご同意のうえで提供しております。
自由診療のため、公的医療保険の適用外となります。費用や治療内容についてご不明な点がありましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。

料金表

サブシジョン

内容1回
1cm×1cm5,500~11,000円
2cm×2cm7,700~16,500円
ヒアルロン酸追加+5,500~11,000円
ジュベルック追加+5,500~11,000円

※表示金額は全て税込です

お支払方法

まつもと皮膚科クリニックでは、
下記のお支払方法が可能です。
現金 現金でのお支払い
クレジットカード VISA/JCB/
Mastercard/など
医療ローン 低金利分割払いでの
お支払い
キャッシュレス
決済
各種電子マネー/
各種QRコード決済
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